2020年1月10日(金)から韓国映画【パラサイト半地下の家族】が全国公開されました。
第72回カンヌ国際映画祭で最高賞であるパルム・ドールを受賞したことで世界中から注目を集めていますね。
そんな映画がどんなあらすじなのか気になる人も多いのではないでしょう?
実際に観た人からは、「ラストの結末がヤバイ!」というコメントが多く、ラスト結末のネタバレも気になりますよね?
そんな方々のために、本記事では【パラサイト半地下の家族】のあらすじやネタバレラストを紹介していきたいと思います。
Twitterで上がっている実際に観た人の感想も見ていきましょう。
パラサイト半地下の家族のあらすじを簡単に!
自分は『パラサイト』『アス』『万引き家族』『ジョーカー』が同じテーマだとは思わないな。かなり広義に解釈すればそうかもしれないけど、そんな事をすれば、それぞれが持つ細部の魅力を見逃すことになる。これらの作品は「共通点」よりも「差異」について語られるべきじゃないか。その方が面白い。 pic.twitter.com/hkcEcIoWlw
— 背骨 (@sebone1126) January 16, 2020
ここではパラサイト半地下の家族のあらすじを簡単に見ていきたいと思います。
あらすじを読むだけでも映画を見たくなってしまうほど、物凄いクオリティの高い韓国映画に仕上がっているこのパラサイト。
芸能人の評価も非常に高いですよ!
あらすじを簡単にご紹介
キム家の父・ギテク(ソン・ガンホ)は、過去に度々事業に失敗し、仕事もなく貧乏気ままな性格。
そんな甲斐性のない夫に強く当たる母・チュンスク(チャン・ヘジン)は、元ハンマー投げのメダリスト。
大学入試に失敗し続けている息子・ギウ(チェ・ウシク)と、美大を目指すも予備校へ通えずスキルだけが上達する娘・ギジョン(パク・ソダム)がいます。
キム家は全員が失業中で、“半地下住宅“で暮らす貧しい4人家族です。
“半地下住宅”はとても暮らしにくく、業者が撒く消毒剤が入ってきたり、電波も悪く、水圧が弱いためにトイレが家の高い場所にあります。
そんなある日、受験勉強が豊富だが大学入試に失敗し続けているギウ(息子)は、エリート大学生の友人から「僕の代わりに家庭教師をしないか?」と留学中の代打を頼まれます。
ギウは偽装した大学証明書を持って、IT企業の社長であるドンイク(イ・ソンギュン)のパク一家が住む高台の大豪邸へ面接に行き、パク家の娘・ダヘ(チョン・ジソ)の家庭教師となりました。
ギウはパク家の信頼を得ながらも、次第にダヘとは恋人関係へとなっていきます。
そして、パク家の母・ヨンギョ(チョ・ヨジョン)が「美術の先生を探している」というので、ギウの妹ということはもちろん秘密でギジョン(妹)を紹介したのです。
更にギウの父・ギテクもパク家のドライバーとして職を得ることに成功し(もちろん父親であることは秘密)、最後にギウの母親・チュンスクも家政婦としてパク家への侵入を試みます。
そう、映画のタイトル通り、貧乏なキム家は富豪のパク家に家族で寄生するのです。
“半地下住宅”に暮らす貧乏なキム家と、“高台の大豪邸”で暮らす裕福なパク家の相反する2つの家族が交差した先に、想像を遥かに超える衝撃のラストが待ち受けています。
観た人の実際の感想は?
「パラサイト 半地下の家族」観賞。
童話のような、
寓話のような、
コメディのような、
社会風刺のような、
そして韓国映画らしさもある。
まさにポン・ジュノの映画でした。そして何より…とにかく面白い!
ギリギリのバランスで調整された様々な要素。
見事としか言いようのない作品です。 pic.twitter.com/Wfn861QwVP— 中 (@g63dpjg) January 16, 2020
ポン・ジュノ監督らしい、見事な映画だったと感じた方は多いですね。
始めはコメディのようだけど、徐々にホラーのような怖さに変化していく、バランスの取れた完璧な仕上がりです!
パラサイト、面白かったです!
実は私は韓国のサイトで一度見たのですが、パソコンの小さな画面からは分からない映画館のスクリーンだから見える細かい情報にも笑いと悲しみとサスペンスが隠されてるなって思いました。
見る人によって感じ方も違う面白い映画だなって思いました。— TVXQ사랑해★ふくら (@jjfukura) January 23, 2020
2回見ても面白くて楽しめる映画なのがすごいですよね。
1回目と2回目では、感じかた、捉え方が変わり、人によって面白さが違うといのも、魅力的です。
映画「パラサイト 半地下の家族」を
観に行って来ました。https://t.co/yr8yKvLsFa観てて
“えッ!?…そーなる!”っと感じる
裏の裏を描いて行く内容が
面白い作品!基本
笑えますので
“その手”のがお好きな方に
お薦めの1本です。 pic.twitter.com/jmr1dQOfoh— psychederhythm (@psychede1999) January 23, 2020
想像しているより遥かに上手を行く展開に驚き、裏の裏をつく演出が面白さの秘訣のようですね。
ただのサスペンス映画ではなく、笑いもある内容なだけに、幅広く指示を得ているのでしょう。
Twitterでの一部の感想を紹介しましたが、どの人のコメントを見ても「面白い!」という感想なのはすごいですよね。
人それぞれ観点が違い、人それぞれ面白いと思う部分が違うこの映画の内容が、素晴らしいものだと改めて実感しました。
私が観てきた個人的な感想
第72回カンヌ国際映画祭で最高賞であるパルム・ドールを受賞していたことで、観る前からハードルが上がっていた映画でしたが、想像を遥かに超える展開と内容に驚きました。
社会問題でもある貧富の格差を描いているのに、始めの方はコメディ要素多くてとても笑えました。
しかし油断していると、後半になってサスペンスのようなホラーのような怒涛の展開が起こり、付いて行けなくなるようなスピードで話が進んでいきます。
結末としては、キム家とパク家のどちらもが報いを受ける形になりましたが、どうすればハッピーエンドになれたのかは、悩ましくも感じました。
キム家に対して悲しさ、虚しさ、情けなさを感じると共に、パク家に対しても悲しさ、虚しさ、情けなさを私は感じました。
非常に面白い映画であったこと、そしてアカデミー賞にノミネートされるだけの作品であることは間違いありません。
ただ面白いだけでなく、社会的な貧富の格差を考えさせられる、メッセージ性の強い映画でもあったと感じます。
パラサイト半地下の家族のネタバレが臭いってどういうこと?
【パラサイト 半地下の家族】
見終わってグッタリした。目まぐるしく訪れるスリルと笑いに感情が振り回されたからだと思う。
ソン・ガンホ演じる半地下の男は椅子取りゲームに負けた側の方も思いやる優しさも持っている。それだけに自分達を否定された時の怒りの激しさはとてつもない。 pic.twitter.com/BzhGjqkVAs— testudines (@testudineschan) January 21, 2020
続いてはパラサイト半地下の家族のネタバレで、最後「臭い」がキーワードになっているのはどういうことなのか見ていきます。
ネタバレを知りたくない方は閲覧注意ですよ!
ネタバレで臭いの意味とは?
“高台の大豪邸”で暮らす裕福なパク家に、寄生することに成功した“半地下住宅”で暮らす貧乏なキム家。
ここからストーリーが急展開し、衝撃のラストへと向かいます。
ネタバレ要素①:大雨による大洪水が発生
ある日パク家がキャンプへ出かけるということで、キム家は家族で大豪邸のパク家を好き放題して楽しんでいました。
高級なお酒を飲んだり、庭でゴロゴロしたり、大豪邸を思う存分4人家族は満喫していたのです。
しかしその晩、大雨で大洪水が起きます。
そう、キャンプへ出かけていたパク家が、想定外にも帰ってくると連絡が入るのです。
はたしてどうなるのか、、、
ネタバレ要素②:地下室に寄生していた男
パク家族が帰ってくる前に、母チュンスクの前にいた元家政婦のムングァン(イ・ジョンウン)が雨の中突然に訪れてきます。
働いている時に忘れ物をしたので家に入れてくれと頼まれた母チュンスクは、仕方がないので家に入れてあげることにします。
するとなんと、ムングァン(元家政婦)は地下室へと降りていき、隠された部屋に入っていくのです。
なんとそこには、4年近く秘密地下室で生活している男が存在していたのです。
実はその男はムングァンの夫で、パク家に知られずこっそりと寄生し、2人はこれから先もパク家の地下に居座らせてもらえないかと懇願します。
キム家は今の楽しい生活がこの元家政婦の夫婦2人に壊されると思い追い出そうとしますが、キム家の4人が家族であることがバレてしまい逆に弱みを握られてしまいます。
さらに、4人が家族であることをパク家に密告してやると、写真に撮られて脅されてしまったのです。
ネタバレ要素③:パク家が帰宅し大慌て
キム家の4人はなんとか元家政婦の夫婦2人を拘束しましたが、その直後にパク家から大雨の影響で今から帰ると連絡が入ります。
家の中がやりたい放題で散らかっていたのを全力で片付け、ギウはダヘのベットの下に隠れ、ギテクとギジョンはリビングに隠れます。
パク夫婦が帰宅してリビングで話していると、ある匂いに気づきそれがギテク(父)の臭いだと言い出します。
地下鉄の臭いもしくは切り干し大根の臭いだとか、何気なく話すドンイク(パク家の父)でしたが、それを隠れて聞いていたギテクは「貧乏臭い」と言われたように感じたのです。
ネタバレ要素④:キム家は浸水
パク家が寝静まったタイミングでギテク、ギウ、ギジョンたち3人は家政婦の母を残して豪邸から逃げ、半地下にある自宅に帰りました。
予想を遥かに超える大雨から、高台から下界に降りるところは大洪水が起きており、キム家の半地下住宅も首のあたりまで浸水している始末。
これからどうしたらいいのかと、思いつめた表情を浮かべるギウは、友人からもらった石を持ち出しました。
ネタバレ要素⑤:「臭い」がきっかけで殺し合い
次の日はパク家の息子・ダソン(チョン・ヒョンジュン)の誕生日で、庭でのインディアンパーティーが開かれ、ヨンギョ(パク家の母)がギウとギジョンの家庭教師2人と、運転手の父ギテクを呼び出しました。
招待されたわけではなく、当然のようにこき使われるキム家の4人。
そしてパーティーの終盤に悲劇が起きます。
ギウがお守りの大きな石を持って地下室にいる2人を見に行くと、ムングァン(元家政婦)の夫に反撃されて石で頭を打たれてしまいます。
地下から出たムングァンの夫はナイフを持ち、ギテクの娘・ギジョンを刺しました。
大混乱するインディアンパーティー。
娘を心配するギテクに対し、ドンイク(パク家の父)は逃げるために車のカギを渡すようにギテクに言います。
チュンスク(母)は娘を刺したムングァンの夫と戦い、バーベキューの串で腹を突き刺したのです。
その時、ドンイクが地下にいた男(ムングァンの夫)の体臭の臭さに鼻をつまみますが、それを見たギテクは自分の体臭に鼻をつまんだと思い激怒します。
そして、、、ドンイクのことを刺しました。。。
そう、ギテクは散々この家族から臭いのことを陰で言われていました。
まるで自分の体臭が家を持たない様な貧乏人の様な、とにかく差別的な意味だと捉えていたのです。
最後ドンイクは自分に対して鼻をつまんだわけではなかったのですが、その仕草を自分のことと捉えて怒りが爆発し刺してしまったのですね。
ネタバレ要素⑥:キム家とパク家の結末
どんなに頑張って裕福になっても貧乏臭さは取れず、パク家に気に入られて寄生したものの、対等な人間としては見てもらえない虚しさを感じたギテクたちキム家族。
半地下住宅に住むキム家の妻・チュンスクは無傷ながらも、娘・ギジョンが死亡し、息子・ギウは脳に障害が残ってしまいました。
そして夫・ギテクは世間では行方不明となっていましたが、ドンイクを刺した後、あの秘密の地下室へと隠れて住んでいたのです。
パク家は夫・ドンイクが殺害されたことで、高台の豪邸からは引っ越しいなくなります。
ある日、ギウはパク家が住んでいた豪邸の地下室にギテクがいることに気付きます。
ギウは夜に豪邸が見える高台に登ると、豪邸の明かりをモールス信号としてメッセージを送るギテクの存在にギウが気づくのです。
それを見たギウはいつか自分がお金持ちになって豪邸を買い、ギテクを助けようと心に誓ったのです。
そして数年後、ギウのその強い想いは叶い、最後はキム家族3人が再会するという形で終わりを迎えます。
まとめ
【パラサイト半地下の家族】韓国映画あらすじやネタバレラストがヤバイ!感想は面白いの一点ばり!【パラサイト半地下の家族】韓国映画あらすじやネタバレラストがヤバイ!感想は面白いの一点ばり!【パラサイト半地下の家族】韓国映画あらすじやネタバレラストがヤバイ!感想は面白いの一点ばり!
— じきどらむ (@zikidoramu) January 20, 2020
ここまでパラサイト半地下の家族のあらすじを簡単に、また実際に観た人の感想を見てきました。
ネタバレの「臭い」とはどういうことなのかも分かったかと思いますが、これだけでも非常に面白い映画であることが分かって頂けたと思います。
実際に映画を観て頂くと、音と映像が加わってもっともっと面白いので、是非多くの人に観て頂きたい作品です。
多くの著名人がおすすめしていて、アカデミー賞にもノミネートされていますので、絶対に観て損はしませんね。
以上、パラサイト半地下の家族のあらすじを簡単に!ネタバレの臭いとはどういうこと?でした。