2020年1月10日(金)から日本で公開された「パラサイト半地下の家族」が、カンヌ国際映画祭で最高賞であるパルム・ドールを受賞したことで、世界中から注目を集めていますね。
そしてなんと、アカデミー賞にもノミネートされて話題となっていましたが、2月10日ついにパラサイトが受賞と発表がありました!韓国初の快挙となります!
「パラサイト半地下の家族」はアカデミー賞受賞が確定したのはなぜなのか気になる方も多いと思います。
アカデミー賞にノミネートされた作品には、「パラサイト半地下の家族」にも劣らない素晴らしい作品ばかり。
本記事では、「パラサイト半地下の家族」がアカデミー賞受賞が確定したのはなぜなのか、ライバルにはどんな作品があるのかを見ていきたいと思います!
現時点で「パラサイト半地下の家族」が受賞している賞や、アカデミー賞の日時や視聴方法も紹介していきます!
韓国映画【パラサイト半地下の家族】アカデミー賞確定?6部門にノミネート!すでに受賞している賞は?
「パラサイト 半地下の家族」
半地下に住む底辺家族の笑いあり涙ありのサクセスストーリー…じゃなかった
まぁわかってたけど見ていてハラハラするストーリーは面白かったけど、ちょっと疲れちゃうのです
あれだね、何ごとも調子に乗らず程々に生きるべきさね pic.twitter.com/fGdz11mB9B
— 人生ボッコボコ (@bocoperpero) January 29, 2020
ここでは「パラサイト半地下の家族」がすでに受賞している賞がどれだけあるのか、アカデミー賞にノミネートされた6部門は何なのかを見ていきましょう。
実際にアカデミー賞は確定なのか、専門家の予想順位などを見ていきたいと思います。
すでに受賞している賞は?
「パラサイト半地下の家族」がすでに受賞している賞がこちらです!
- AACTA賞:アジア作品賞 受賞
- AACTA国際賞:作品賞 受賞
- 青龍映画賞:作品賞 受賞、監督賞 ポン・ジュノ受賞、主演女優賞 チョ・ヨジョン受賞、助演女優賞 イ・ジョンウン受賞、美術賞 イ・ハジュン受賞
- カンヌ国際映画祭 パルム・ドール ポン・ジュノ受賞
- 放送映画批評家協会賞 監督賞 ポン・ジュノ受賞、外国語映画賞 受賞
- 春史大賞映画祭:監督賞 ポン・ジュノ受賞、主演女優賞 チョ・ヨジョン受賞、助演女優賞 イ・ジョンウン受賞、脚本賞 ポン・ジュノ、ハン・ジンウォン受賞
- ゴールデングローブ賞:外国語映画賞 受賞
- ハリウッド映画賞:フィルムメイカー賞 ポン・ジュノ受賞
- ロサンゼルス映画批評家協会賞:作品賞 受賞、監督賞 ポン・ジュノ受賞、助演男優賞 ソン・ガンホ受賞
- ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞:外国語映画賞 受賞
- 全米映画批評家協会賞:作品賞 受賞、脚本賞 ポン・ジュノ、ハン・ジンウォン受賞
- ニューヨーク映画批評家協会賞:外国語映画賞 受賞
- 全米映画俳優組合賞:キャスト賞 受賞
- シドニー映画祭:作品賞 受賞
以上が現時点で受賞している賞になります。
作品賞と監督賞がとても多いですよね。
それだけ映画の内容とポン・ジュノ監督が評価されている証でしょう。
まだ未決定や次点の賞もあるので、まだまだ受賞が増えそうです。
ノミネートされている6部門がこちら!
「パラサイト半地下の家族」がアカデミー賞でノミネートされている6部門がこちらです!
- 作品賞
- 監督賞 ポン・ジュノ
- 国際映画賞(外国語映画賞)
- 脚本賞 ポン・ジュノ、ハン・ジンウォン
- 編集賞 ヤン・ジンモ
- 美術賞 イ・ハジュン
アカデミー賞で作品賞、監督賞にノミネートされるのは韓国映画初の快挙となります。
ポン・ジュノ監督の作品は素晴らしいものばかりで、個人的にとても大好きでファンの一人です。
ですのでこの勢いのまま、より多くの部門で授賞して頂きたいです!
アカデミー賞は確定?
実際、「パラサイト半地下の家族」はアカデミー賞が確定しているのでしょうか?
米専門家の予想順位がこちらです。
- 作品賞 3位
- 監督賞 ポン・ジュノ 1位
- 国際映画賞(外国語映画賞) 1位
- 脚本賞 ポン・ジュノ、ハン・ジンウォン 2位
- 編集賞 ヤン・ジンモ 2位
- 美術賞 イ・ハジュン 3位
監督賞、国際映画賞(外国語映画賞)は専門家の中でも1位がほぼ確定しているのではないかと言われています。
「パラサイト半地下の家族」はカンヌ国際映画祭で最高賞であるパルム・ドールを審査員満場一致で受賞していますが、作品賞や脚本賞での受賞が確定とは限りません。
実際、2018年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した『万引き家族』は、アカデミー賞で国際映画賞(外国語映画賞)でのノミネートとなり、受賞することは出来ませんでした。
それだけアカデミー賞を受賞するということは凄いことなんですね。
作品賞を受賞すれば、外国語の映画として史上初の快挙となります。
字幕作品という不利な条件をはねのけ、歴史的な勝利を掴むことができるのか、世界中が注目しています。
アカデミー賞の開催日時や視聴方法は?アカデミー賞にノミネートされている韓国映画【パラサイト半地下の家族】のライバル作品は?
パラサイト5回目みました
何回みても面白い作品だなと感じました
何気ないワンショットでもこれだけ映える画に仕上げてしまうポンジュノの演出能力の高さに驚きます… pic.twitter.com/bT3lWo0MNZ
— むらっち (@muacchi1) January 27, 2020
ここではアカデミー賞の開催日時や、視聴方法を見ていきたいと思います。
また、アカデミー賞にノミネートされている「パラサイト半地下の家族」のライバル作品や、受賞有力候補を紹介していきたいと思います。
アカデミー賞の開催日時や視聴方法は?
第92回アカデミー賞授賞式は2020年2月10日(月)に行われ、日本時間の午前10時ごろから、レッドカーペットの模様や受賞結果の速報は公式ホームページで随時発表されます。
WOWOWでは、世界最高峰の映画祭典であるアカデミー賞授賞式を、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターから独占生中継を午前8時30分から放送!
WOWOWの日本スタジオでは、案内役としてジョン・カビラと高島彩、ゲストには町山智浩を迎えます。
さらにレッドカーペットリポーターには、女優やモデルとして活躍する河北麻友子が決定し、現地から授賞式直前の様子が伝えられます。
年に一度の豪華な祭典は生で見ると圧巻です!
時間が許す人は是非見てみて下さいね!
アカデミー賞にノミネートされているライバル作品は?
「パラサイト半地下の家族」は6部門でノミネートされていますが、他にどんな作品がノミネートされているのでしょうか?
「パラサイト半地下の家族」だけでなく、素晴らしい映画がたくさんありますので見ていきましょう。
作品賞
- 「1917命をかけた伝令」(公開:2020年2月14日)
- 「パラサイト半地下の家族」(公開:2020年1月10日)
- 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(公開:2019年8月)
- 「ジョーカー」(公開:2019年10月)
- 「アイリッシュマン」(公開:2019年11月)
- 「マリッジ・ストーリー」(公開:2019年11月)
- 「ジョジョ・ラビット」(2020年1月10日)
- 「フォードvsフェラーリ」(公開:2020年1月10日)
- 「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」(公開:2020年3月27日)
監督賞
- サム・メンデス「1917命をかけた伝令」
- ポン・ジュノ「パラサイト半地下の家族」
- マーティン・スコセッシ「アイリッシュマン」
- クエンティン・タランティーノ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
- トッド・フィリップス「ジョーカー」
国際映画賞(外国語映画賞)
- 「パラサイト半地下の家族」(韓国)
- 「ペイン・アンド・グローリー(Pain and Glory)」(スペイン)
- 「ハニーランド(Honeyland)」(北マケドニア)
- 「レ・ミゼラブル(Les Miserables)」(フランス)
- 「Corpus Christi」(ポーランド)
脚本賞
- 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」クエンティン・タランティーノ
- 「パラサイト半地下の家族」ポン・ジュノ、ハン・ジンウォン
- 「マリッジ・ストーリー」ノア・バームバック
- 「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」ライアン・ジョンソン
- 「1917命をかけた伝令」サム・メンデス、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
編集賞
- 「アイリッシュマン」セルマ・スクーンメイカー
- 「ジョジョ・ラビット」トム・イーグルズ
- 「フォードvsフェラーリ」マイケル・マカスカー&アンドリュー・バックランド
- 「パラサイト半地下の家族」ヤン・ジンモ
- 「ジョーカー」ジェフ・グロス
美術賞
- 「パラサイト半地下の家族」イ・ハジュン
- 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」バーバラ・リン
- 「アイリッシュマン」ボブ・ショウ
- 「1917命をかけた伝令」デニス・ガスナー
- 「ジョジョ・ラビット」ラ・ビンセント
ノミネート数ランキングがこちらです!
- 1位 「ジョーカー」 11部門
- 2位 「アイリッシュマン」 10部門
- 2位 「1917命をかけた伝令」 10部門
- 2位 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 10部門
- 5位 「パラサイト半地下の家族」 6部門
- 5位 「マリッジ・ストーリー」 6部門
- 5位 「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」 6部門
- 5位 「ジョジョ・ラビット」 6部門
- 9位 「フォードvsフェラーリ」 4部門
「ジョーカー」の11部門は本当にすごいですね!
「ジョーカー」で主演を演じたホアキン・フェニックスさんは主演男優賞受賞が有力視されています。
「パラサイト半地下の家族」がノミネートされている6部分でのライバルは、上位の「ジョーカー」「アイリッシュマン」「1917命をかけた伝令」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の4つがほとんどです。
特に「1917命をかけた伝令」は、作品賞と監督賞で「パラサイト半地下の家族」と一騎討ちとまで言われています。
そして脚本賞では「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が有力候補となっています。
どの作品が受賞してもおかしくないほど、素晴らしい作品ばかりですので、アカデミー賞授賞式が本当に楽しみで待ち遠しいですね!
【パラサイト半地下の家族韓国映画はアカデミー賞受賞確定?】まとめ
上下逆さにすると違った見え方になる、「#パラサイト 」のハイセンスポスター。
by Andrew Bannisterhttps://t.co/qsvDN2JRjg pic.twitter.com/lRVgCymXUx
— SYO(映画ライター/編集者) (@SyoCinema) January 24, 2020
ここまで「パラサイト半地下の家族」がアカデミー賞受賞が確定したのはなぜなのか、ライバルにはどんな作品があるのかを見てきました。
年に一度の豪華な祭典であるアカデミー賞は、映画に携わる監督やキャスト、スタッフにとって特別なものです。
ノミネートされるだけでもすごいことですし、受賞となれば名誉になること間違いありません。
アカデミー賞を「パラサイト半地下の家族」が受賞出来るのか、世界中から注目が集まりますね。
他にノミネートされている作品も素晴らしくものばかりですので、アカデミー賞受賞式が待ち遠しいです。
以上、「パラサイト半地下の家族」のアカデミー賞受賞が確定はなぜなのか、その他ライバル作品の紹介でした。
>>パラサイトのキャスト・監督について画像付きの紹介はこちら