糸・映画の原作小説のあらすじやネタバレと感想は?

糸・映画の原作小説のあらすじやネタバレと感想は?
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有名な俳優や女優がキャスティングされていることで話題の映画「糸」。

内容ももちろん素敵な内容になっています。

その映画の原作となったのが、映画「糸」の大木民夫監督が書き下ろしたという小説「糸」です。

元々中島みゆきさんの名曲「糸」に着想を得た作品なので巡り合いをテーマに作られた作品です。

♪なぜ巡り合うのかを私たちはいつも知らない~から始まるこの曲をどのように小説化したのか。

公開間近の映画「糸」の原作の小説「糸」を読み解くことでさらに映画を楽しく鑑賞できるようにここであらすじやネタバレをご紹介いたします。

それではさっそくみていきましょう♪

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「糸」映画の原作である小説のあらすじは?

小説が映画化するというのは珍しくはないのですが、この作品の珍しいところは映画も小説も同じ監督という点です。

なので同じ作り手というだけあって中身もそのまま忠実に再現されています。

小説「糸」の方は主人公たちの描写や心情が細かく書かれています。

漣の感情に入り込んでいけるので、自分がその場にいるような錯覚を感じるくらいです。

それでは小説での「糸」をみていきましょう♪

 

平成13年 13歳:出会い

北海道で生まれ育った高橋漣は、地元の花火大会で園田葵に出会い、漣は葵に一目惚れします。

仲良くなるにつれて彼女が義父から虐待されていることを知ります。

漣は葵を地獄のような生活から助けてあげたくて二人で遠くへ逃避行をします。

漣は本気だったけれど葵はこんなことうまくいかないと現実的に考えていました。

真冬の山小屋、ふたりは暖をとりながら朝が来るのを待っていました。

葵の読み通り次の日の朝に大人たちに見つかりふたりの逃避行はあっけなく終わってしまいます。

それから8年、年号と共にふたりは20歳になりました。

 

平成21年 20歳:再会

あれから8年経ち漣は地元の北海道で、葵は東京でそれぞれが違う生活を過ごしていました。

その中友人の結婚式の招待状が届き、漣は東京へ。

その結婚式に懐かしいあの葵の姿がありました。

漣は嬉しくなって葵にもう一度話しかけます。

でもふたりの間には確実に8年という時は流れていました。

 

バットさん

ここまでがこの小説のあらすじになります。

少し詳しく書いたところもありますが、わかりやすいように捕捉しました。

このふたりは再び出会うことができるのでしょうか?

それともこのまま別れたままなのでしょうか…?

次からはネタバレにはいっていきます♪

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「糸」映画の原作である小説のネタバレは?

この小説は4つの章でわかれています。

プロローグから始まって第一章の縦の糸、第二章の横の糸、第三章のふたつの物語、第四章の逢うべき糸。

プロローグはあらすじの部分でご紹介いたしましたので、順番にご紹介していきたいと思います♪

 

第一章 縦の糸(出会い)

第一章は地元のチーズ工場で働く二十歳の漣が東京へ向かうまでの道のりに、中学生の時に出会った園田葵のことを思い出すシーンが描かれています。

中学時代の友達の竹原が葵の友達の弓と結婚するので東京へ向かうことになったのです。

平成元年の1月8日生まれの漣は周りから特別感を感じられていたが、自分はそこまで思っていないというちょっと大人びたところをもつ少年でした。

12歳の漣は始まってしまっている花火大会に間に合うように自転車に乗って向かいます。

しかし会場に着く手前で目の前の親子に気付かず自転車のまま漣は横転してしまいます。

そこで手を差し伸べたのが園田葵でした。

その瞬間葵に漣は恋に落ちていました。

「幼い頃から自転車で走り続けその道の向こうで漣は葵とめぐり逢ったのだ」

漣はこれを空港に向かう道中で思い出します。

 

バットさん
この一文がなんと後々の伏線になっています!

 

それから漣は葵との思い出をいくつも思い出します。

サッカーの試合の時に葵がお弁当をもって応援しに来てくれたことや、自分はサッカー選手になりたいという夢や葵の秘密ことも…

当時の葵は親の再婚相手から酷い虐待を受けていました。

漣はそんな葵の手を引いて逃避行をします。

でも幼すぎた漣はすぐに大人たちに捕まってしまい自分には何もできないと思うようになってしまいます。

「どんなに頑張ってもうまくいかないことがある」ということをこの年で感じるようになってしまいました。

大好きだったサッカーもやめて高校卒業と同時に今のチーズ工場に就職します。

そうして展望も情熱もない今の高橋漣が出来上がったのです。

 

第二章 横の糸(再会)

漣は竹原と弓の結婚式で葵と再会します。

葵のことを忘れたことはなかったのにいざ目の前にすると聞きたいことも聞けないまま時間は過ぎてしまいます。

そうこうしているうちに式も終わってしまいこのままではダメだと思った漣は葵の後ろ姿に駆け寄って声をかけます。

「園田!」

振り返った葵は当時の笑顔でこう答えます。

「漣くんと会えてよかった!」

 

バットさん

この時のこの言葉には葵の後々にわかる色んな心境が隠されているんです!

読み進めていくにつれてわかる葵の心境が悲しくて切ないです。

 

漣が駆け寄ろうとした瞬間、葵は漣に背中を向けて一台の高級車に乗り込んでいきます。

運転席にいるのは30代の男性。

漣はその時全てを悟りました。

漣は北海道に戻り葵のことを吹っ切るために同じ職場の桐野香と付き合います。

香も漣の気持ちを知っていて付き合うことを承諾しました。

香もそのころ10年間付き合っていた彼氏に裏切られ傷ついていました。

香は漣が同じ痛みを感じていると思い放っておけなかったのです。

穏やかな日常が過ぎていって気付けば1年経っていました。

1年のうちに傷もふさがりささやかな香がいるこの日常を大切にしようと漣は思うようになっていきました。

香と一緒に暮らす手続きをするために漣は役所に向かいます。

そこでなんと葵と再び再会するのです。

なんという巡り合わせ…

葵はどこにいるかわからない母親の消息を調べるために役所にきていたところに漣とばったり会ったのでした。

函館に母親の兄がいることを思い出すけれど今いるところからは結構距離があります。

葵は函館にいくべきか悩んでいると、漣が背中を押しました。

 

「終わらせようよ。俺の中でもまだ終わってないものがあるんだよ。今の生活を続けるためにも。終わらせよう。」

漣はこの旅で葵との過去を清算するために提案しました。

葵にとっても大事なことだったので了承しました。

そうしてふたりで一緒に函館に向かうことにしました。

函館に着いて叔父から聞かされたのは葵の母がもうすでに他界していたという事実でした。

暴力からも救ってくれなかったし、愛情を受けた記憶さえない母親に

「本当は一度でいいから抱きしめてほしかった」

と震える声で本音を話す葵。

ついには我慢していた涙が止まらなくなってしまい、泣くじゃくる葵を漣は抱きしめました。

葵はこのまま漣に甘えたい気持ちを抑えてただただ泣き続けました。

12歳の逃避行がやっと終わった瞬間でした。

空港での別れ際

「園田、俺はずっとあの町で生きていく。普通に生きていく」

「じゃあわたしは世界中を飛び回ろうかな」

と、ふたりはお互いの道に向かっていきました。

(あなたがいてくれてよかった。ありがとう。さよなら。漣くん)

葵は人生に一つの区切りがついたことを感じていました。

 

第三章 ふたつの物語(それぞれの人生)

漣は香と結婚をします。

香の妊娠び子供の誕生を楽しみに待つ漣。

妊娠からしばらくして香の癌が発覚します。

香は子供を産むことを優先に考え、自分の治療は子供が生まれてからにしたいと決めていたので漣がどれだけ言っても香はその意思を変えることはありませんでした。

漣と香の元に可愛い娘は無事に生まれすぐに香も癌の治療をしたおかげで無事に治療がうまくいって、3人で穏やかに暮らしていました。

娘結が3歳になった年に香の癌が再発してしまいます。

そのまま香の癌は治ることなく若くしてこの世を去ってしまいます。

そのころ葵は水島を追って沖縄にきていました。

水島というのは竹原と弓の結婚式の日葵を迎えに来ていた外車の男です。

水島はお金だけ残して葵の前から姿を消しました。

葵はキャバクラ時代に仲が良かった高木玲子からの誘いでシンガポールに向かいます。

高木玲子の紹介でネイリストとして働くことになります。

しかしそんな玲子はお客ともめて会社をクビになってしまいます。

その時葵は独立を決意し自分で会社を作ります。

でもそこでも玲子は事件を起こして葵は会社をたたまなくてはいけなくなります。

 

第四章 逢うべき糸

漣は北海道で7歳になった娘とふたり穏やかに暮らしていました。

葵はシンガポールから戻ってきて東京で生きていました。

漣と葵はそれぞれの場所で平成最後の年を迎えようとしていました。

最期にふたりがあったあの結婚式の日からもう10年も過ぎていました。

もうふたりを結ぶ糸はとっくに切れてしまっていたかのように思いました。

でも糸は切れてはいなかったのです!

北海道の「子ども食堂」と呼ばれる場所で奇跡的に葵は漣の娘と出会います。

葵がなぜそこへ向おうとしたかというと、新聞に葵が小さい時に通っていた食堂のおばちゃんが初めて自分のご飯を食べた女の子に会いたい。と葵の話をしていたからです。

食堂のおばちゃんがその子の父親のことを教えてくれて葵は確かではないけれどもしかしてこの子の父親は漣なのではと思います。

迎えに来たという父親の背中を見るとそれは間違いなくあの漣でした。

葵はその後ろ姿を見送るだけで追いかけることはしませんでした。

一方漣は香が亡くなってからの4年間は娘とチーズ作りに捧げてきました。

その努力が実り漣のチーズは東京の三ツ星レストランに採用されることになりました。

漣は仕事も生活も順調なのに何かが足りないと感じていました。

「さっきね」

と話し始める結。

結は、さっきまでいた子ども食堂である女の人にあった話をし始めました。

「その人ね、あのおばあさんのところで、初めてご飯を食べた人なんだって」

漣はとっさに立ち上がり走り出しました。

しかしチーズ工房のオーナーに呼び止められてしまいます。

我に返った漣はどこか諦めたような笑顔を浮かべました。

その時。

「命中」

漣の背中に投げられたのは小さなどんぐりでした。

結が投げたものだったのですが、これと同じことを生前の香がやっていたのです。

香に背中を押された気がした漣は弾けるように走り出しました。

漣が子ども食堂に着いた頃にはすでに葵の姿はなく、葵は函館を出るためにフェリー乗り場にいました。

平成が終わるまであと10分。

葵は次の人生に思いを馳せフェリーに乗り込みます。

その瞬間。

「園田!」

その声がどこか遠い場所から聞こえた気がした葵は、タラップを駆け降ります。

体が勝手に動くのを衝動のままに声がした方へ走り出していました。

何度も諦めてしまったけれど最後葵は立ち尽くす漣の手を掴みました。

そしてふたりは抱きしめあいました。

フェリーの汽笛が鳴る中漣は葵にかけた言葉は、葵にしか聞こえませんでした。

やっとふたつの糸が交わったそんな瞬間でした。

もうすでに新しい時代が始まっていました。

 

バットさん

最期の終わり方が個人的に気に入っています!

平成が終わって、新しい年号になってからまだ間もない今にこの映画「糸」を公開するという監督の粋な計らいが好きです。

小説の「糸」が出版されたのが、2019年の冬だったので令和になって小説「糸」が出来上がってから映画までそんなに期間もないので監督は映画のことも考えながら小説を作っていたのだと思います。

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「糸」映画の原作である小説を読んだ人の感想は?

ここでは小説「糸」を読んだ人の感想をTwitterのコメントから紹介いたします。

色んな意見があるみたいですが総合的には良いみたいです!

 

 

 

感動したというコメントが多いような気がします、

映画では豪華な配役がされているのでさらに楽しめること間違いなしですね♪

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

わたしは最後を読んでいて涙がとまりませんでした!

やっと…!よかった!という気持ちでいっぱいでした。

お互い好きなのになかなかお互いの気持ちを伝えられないもどかしさが最後の結末をより一層感動的な結末にしてくれました。

わたしはこの絆はふたりだけではできなかったんじゃないかなと思います。

ふたりを取り巻く周りの人達がいたからこそふたりの糸は途切れずにずっと繋がっていられたと思っています。

映画「糸」原作の小説「糸」は主人公たちの思いや考えが描写されているのでとても分かりやすくなっています。

その時の漣の思いや葵の思いが分かりやすいので小説「糸」を読んでから映画「糸」を観てもとても楽しめると思います。

元々2020年4月24日公開予定だった映画「糸」ですが、今はコロナの影響で延期になっています。

今のところ公開日は未定になっていますが、落ち着き次第公開になるでしょう。

この機会に今から公開前に小説を読んでみるのもあありだと思います!

公開前から話題になっている映画「糸」公開がとても楽しみですね♪

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